姫路市のホームページ制作会社、エスティー・クリエイティブです。
「ホームページは作ったものの、問い合わせがほとんど来ない」——これは、私たちがご相談をいただく中でもっとも多いお悩みのひとつです。アクセス数はそれなりにあるのに成果につながらない、という場合もあれば、そもそも見られていない場合もあります。
原因はひとつとは限りませんが、多くのケースでは「訪問者が問い合わせに至るまでの道筋(導線)」のどこかでつまずいています。今回は、問い合わせが増えない主な原因と、播磨地域の中小企業が自社で取り組める改善の進め方を整理して解説します。
問い合わせが増えない主な原因
01. 誰に向けたページなのかが伝わっていない
「高品質なサービスをご提供します」「お客様第一で対応いたします」といった表現は、どの会社にも当てはまってしまうため、読み手は自分ごととして受け取れません。訪問者は数秒で「ここは自分が探していた会社かどうか」を判断します。対象となる業種や地域、対応できる規模感を具体的に書くだけでも、伝わり方は大きく変わります。
02. 問い合わせ導線が見つけにくい
問い合わせボタンがページ最下部にひとつあるだけ、あるいはグローバルメニューの端に小さく置かれているだけ、というサイトは少なくありません。訪問者は必ずしもページを最後まで読むわけではないため、読み進める途中のどこで「問い合わせたい」と思っても行動できる状態にしておく必要があります。
03. 判断するための材料が足りない
サービス内容は書かれているものの、実績や事例、費用の目安が載っていないケースです。特に初めて依頼を検討する方にとって、「いくらかかるのか」「自社と似た事例はあるか」は大きな判断材料になります。情報が不足していると、比較の段階で候補から外れてしまいます。
04. フォームの入力負担が大きい
問い合わせフォームまでたどり着いたのに、入力項目が20近くあったり、必須項目が多すぎたりすると、そこで離脱が起こります。住所や部署名、従業員数など、初回の問い合わせ時点では不要な情報を求めていないか確認してみてください。
05. スマートフォンで見づらい
現在は多くの業種で、アクセスの半数以上がスマートフォンからです。文字が小さい、ボタンが押しにくい、表が画面からはみ出す、電話番号をタップしても発信できない——こうした状態では、内容が良くても問い合わせには至りません。
改善の進め方
01. まず現状の数字を把握する
感覚で改善を始めると、効果があったのかどうか判断できません。Googleアナリティクスなどの解析ツールで、月間のアクセス数、よく見られているページ、問い合わせページへの到達数、フォームの送信数を確認しておきます。「アクセスが少ないのか」「アクセスはあるが問い合わせページに進んでいないのか」「フォームまで来て離脱しているのか」で、打つべき手はまったく変わります。
02. 離脱が起きている箇所を特定する
数字を見ると、多くの場合どこかに極端な落ち込みが見つかります。たとえばサービスページは読まれているのに問い合わせページへの遷移が極端に少ないなら、サービスページ内の導線か、内容の説得力に課題があります。まずは影響の大きい1〜2箇所に絞って手を入れるのが効率的です。
03. 問い合わせボタンの配置と文言を見直す
ボタンは、ページの冒頭付近、本文の区切り、ページ末尾など複数箇所に置くのが基本です。スマートフォンでは画面下部に固定表示する方法も有効です。文言も「お問い合わせ」だけでなく、「まずは無料でご相談」「料金の目安を聞いてみる」など、次に何が起きるかが分かる表現にすると、心理的なハードルが下がります。
04. 実績・事例・費用の目安を掲載する
事例は写真とあわせて、「どんな課題があり、どう対応し、どうなったか」という流れで紹介すると伝わりやすくなります。費用については、条件によって変動するため正確な金額を出しにくい場合でも、「〇〇万円〜」「小規模なもので〇〇万円程度」といった目安を示すだけで、問い合わせのしやすさは変わります。
05. フォームの項目を減らす
初回の問い合わせで本当に必要なのは、多くの場合「お名前」「連絡先」「相談内容」程度です。項目を減らし、必須は最小限にとどめます。あわせて、送信後にどう対応するか(何営業日以内に返信するかなど)をフォームの近くに書いておくと、送信前の不安が減ります。
06. 一度に全部変えず、効果を確かめながら進める
複数の箇所を同時に変更すると、どの施策が効いたのか分からなくなります。変更したら1か月程度は数字の変化を見て、次の改善に移る——この繰り返しが結局は近道です。季節変動のある業種では、前年同月との比較も合わせて確認してください。
そもそもアクセスが少ない場合にやること
解析ツールを見た結果、問い合わせページへの到達率ではなく、サイト全体の訪問者数そのものが少ないと分かることもあります。この場合は、導線を整えるより先に、見てもらう機会を増やす必要があります。
01. Googleビジネスプロフィールを整える
地域名を含む検索や地図検索からの流入は、播磨地域で事業を営む企業にとって見逃せない経路です。事業所の情報、営業時間、写真、サービス内容を登録し、口コミへの返信も行っておくと、検索結果での見え方が変わります。無料で始められるため、優先度は高い施策です。
02. 検索されるキーワードに合わせてページを用意する
会社案内と事業内容だけのサイトでは、検索でたどり着いてもらえる入り口が限られます。「姫路 〇〇 業者」のように、実際に検索されそうな言葉ごとにページを用意すると、入り口が増えます。会社として伝えたいことではなく、探している人が使う言葉から考えるのがポイントです。
03. 既存の接点からサイトへ誘導する
名刺、会社案内、見積書、請求書、メールの署名、店舗の掲示物など、すでにお客様と接している場所にサイトのURLを載せておくだけでも、一定の流入が生まれます。費用をかけずにできる基本的な施策として、見直しておきたい部分です。
件数だけでなく「質」も合わせて見る
問い合わせを増やすことに集中しすぎると、対応できない案件や条件の合わない相談ばかりが増えてしまうことがあります。これでは対応の手間が増えるだけで、成果にはつながりません。
対応できる範囲や得意分野、対応エリアをあらかじめ明記しておくと、条件の合う方からの問い合わせが集まりやすくなります。件数が横ばいでも、商談につながる割合が上がっていれば改善は進んでいると判断できます。件数と内容の両方を記録しておくことをおすすめします。
まとめ
ホームページから問い合わせが増えない背景には、対象が伝わっていない、導線が見つけにくい、判断材料が足りない、フォームの負担が大きい、スマートフォンで見づらい、といった原因が重なっていることが多くあります。
改善にあたっては、まず解析ツールで現状の数字を把握し、離脱の大きい箇所を特定したうえで、問い合わせボタンの配置と文言、事例や費用の掲載、フォーム項目の削減といった順で手を入れていくのが進めやすい流れです。一度に変えず、効果を確認しながら少しずつ進めてください。あわせて、問い合わせの件数だけでなく内容の質も記録しておくと、判断を誤りにくくなります。
エスティー・クリエイティブでは、姫路市を中心とした播磨地域の中小企業さまに向けて、ホームページの制作はもちろん、既存サイトの導線改善やリニューアルのご相談も承っています。「どこから手をつければよいか分からない」という段階でも構いません。現状のサイトを拝見したうえで、優先度の高い改善点をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。


